具体的なサイクルはどのようにして決めたらよいか
企業の生産活動や研究においてはかりを使用するという組織も多いかと思いますが、その使用においては色々な点に気を遣わなければなりません。様々なものの重量を測定するのにおいて、誤差が許容範囲内のものでなければ生産活動等に支障をきたしてしまう場合があります。そうした事がないように行うのが、JCSS校正になります。今ではJCSS校正を行ってくれる会社が増えてきたため、気軽に依頼が出来るようになっています。ただ、校正を行ってもらうにあたり明確にしておくべきなのが、校正の頻度になります。あまりサイクルが長すぎると正確性が担保出来ませんし、頻繁に校正しすぎても手元に使えるものが無くなり、業務に差し支えてしまう可能性があるでしょう。組織内で決めるのも良いですが、まずは専門家の意見を得る事が必要になります。個別の製品ごとに特徴は違うので、直接の相談等により最終的な決定をすべきでしょう。
一般的なものの基準も知っておこう
ただ、直接の相談が必要といえども、一般的なはかりのJCSS校正の適正頻度を知りたいという方も少なくないでしょう。国際機関等でも特別な規定はありませんが、1年に1回というサイクルが勧められているようです。その理由には色々とあるようですが、1年に1回というサイクルなら毎年恒例の検査という事で忘れにくいという理由がその1つになります。また、分銅等も同時に校正してもらうというパターンも少なくなく、分銅の適正校正サイクルも1年に1回程度というのが推奨されているという理由もあります。
どんな会社に依頼をすれば良いのか
では、はかりのJCSS校正はどんな所に依頼すれば良いのでしょうか。まず最初に重視すべきなのが、製品知識が豊富な所です。校正の頻度についての相談はもちろん、様々な校正方法を持っていて自分たちが所有する製品ごとに合った方法を提案してくれるような所が望ましいでしょう。納期面に融通が利くかどうかも、選ぶ際のポイントといえます。比較的利用する頻度の高い器具になるため、急に使用しなければならないシーンも出てくるでしょう。そんな時にも柔軟に変更に応じてくれる、対応力のある会社を相談等の際に見極めましょう。その他、公式サイトの情報が充実している所も良い会社の可能性が高いです。校正方法等技術的な点はもちろん、料金面等実務的な部分の情報も掲載されているかチェックしましょう。
